うちのSW20のパワーウィンドウは、以前のオーナーのときにトラブルがあったようで、シグナル・アースの白黒のワイヤーがウィンドウ・コントロールパネルのカプラー直前で切断されて、ヒューズボックスそばの車体カプラーからバイパス配線になっている。
この修理は、素人のものだろう。というのも、カラーコードはあわしているが、短いケーブルをはんだ付けでつなぎ足しているから。

 おそらく、そのせいで、接触不良がおきて、ウィンドウが動かないことがある。

 それで、パワーウィンドーを手回しにすることについて調べた。

わかったこと。

A 日本のSW20では、I型のGにのみ、マニュアル・ウィンドーは設定された。II型からV型では、マニュアル・ウィンドーの設定はない。
B マニュアル・ウィンドーでは、レギュレータ、内張りのポケット部分、ハンドルの有無、コントローラー・パネルがちがう。
C 内張りのポケットは、ハンドルを回す部分が必要なので、その部分が大きく下にへこんでいる。
D 内張りポケットには、黒、赤とダークブルーの3色が設定されている
E 内張りポケットには、ドアランプの設定が無いように見える
F レギュレータは、モーターの有無だけで残りは共通だと思われるが、ハンドクランクだけの部品設定はない。
G ドアとミラーコントロールは、マニュアル・ウィンドウのI型Gでも、電動だけ。コントロールパネルは、ウィンドー部がないものがはめられている。

 それで、ハンドルは、汎用品が売っているので入手性の問題はない。問題は、ポケットで、これは、共販に聞いたが、右はいずれもない、ということだった。だから、ポケットは、パワーウィンドー用ポケットを自分でカットするか、I型Gのマニュアルウィンドーのドアまるごとを中古でみつけるしかない。

 うちは、レギュレータやモーターの問題はないので、今回は配線を徹底修理する方針だが、将来のこともあるので、マニュアルウィンドウの右レギュレータと汎用品のクランクハンドルの部品は調達した。将来、マニュアルウィンドー化する場合でも、左はパワーウィンドーで残したほうが便利だろうと思うので、左のレギュレータは、調達しなかった。

PS
 到着したレギュレータをみたが、手回しのギア部分は、レギュレータ本体とはかしめる形でついている。だから、フィールドで交換可能なパーツではない。よって、パワーありなしで、レギュレータまるごとが別部品になっている。もちろん、かしめる道具があって、適合する手回しギアがあれば、パワーウィンドー用レギュレータから、モーターをはずせばつけ直すことは不可能ではないが、サンデーメカニック・レベルではだめで鉄工所レベルの装備が必要だと思う。

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