シャープの経営が、またおかしくなっている。
ケチの付き初めは、10年近く前にテリー・ゴー(鴻海精密工業)に売却した、堺のSDP(LCDパネル製造会社)を、2022/6に自社株を発行して株式交換する形で、再び連結子会社にしたことだった。
シャープ「2600億円赤字」を招いた原因に残る疑問
そして、SDPの業績不振による減損処理が2200億円もあり、シャープ本体の2023/3の決算は2608億円の赤字だった。本来なら、背任の容疑で捜査が行われても不思議ではない経緯だ。しかも、その大赤字を作った当人達が、シャープの経営陣に居座ったままで、2024/3決算の黒字化を呼号しているのは、悪い冗談としか思えない。
鴻海精密工業にとって、シャープの値打ちはなんなんだろう、と思う。LCDパネル会社は他にいくつもあるし。携帯電話やTVは、海外はないも同然だし。コピーと複合機も、海外ではあまりビジネスなってないように見えるし。図体はでかいが、オンリーワンの製品は、今ではないんじゃないだろうか。ブランド価値だって、FOXCONNにない価値が、SHARPにあるか、というと今は怪しい。
未だ、国内連結ベースで1.8万人、本体で5300人の雇用があるようだが、昔と比べると大幅減の印象がある。矢板は完全になくなったみたいだし。
株価も、2017に、10:1の合株をやっているので、現在の804円は、合株以前だと80円ということになる。だから、シャープの株を長期にわたって持っていたひとは、大損しているだろう。
株式市場には、成長性はあんまりないが、だが世の中に必要なものを作っていて、この会社がなくなると困る、といような立ち位置の会社は沢山ある。しかし、シャープがないと困る、というようなものは、昔にはいくつかあったが、今は、なにがあるのだろうか、と思う。
今のシャープは、鴻海が親会社なので、鴻海次第で、切り売りされて消滅してしまう可能性はある。だいたい、成長性、安定収益いずれも、たいしてないだろうから。
シャープ「2600億円赤字」を招いた原因に残る疑問
そして、SDPの業績不振による減損処理が2200億円もあり、シャープ本体の2023/3の決算は2608億円の赤字だった。本来なら、背任の容疑で捜査が行われても不思議ではない経緯だ。しかも、その大赤字を作った当人達が、シャープの経営陣に居座ったままで、2024/3決算の黒字化を呼号しているのは、悪い冗談としか思えない。
鴻海精密工業にとって、シャープの値打ちはなんなんだろう、と思う。LCDパネル会社は他にいくつもあるし。携帯電話やTVは、海外はないも同然だし。コピーと複合機も、海外ではあまりビジネスなってないように見えるし。図体はでかいが、オンリーワンの製品は、今ではないんじゃないだろうか。ブランド価値だって、FOXCONNにない価値が、SHARPにあるか、というと今は怪しい。
未だ、国内連結ベースで1.8万人、本体で5300人の雇用があるようだが、昔と比べると大幅減の印象がある。矢板は完全になくなったみたいだし。
株価も、2017に、10:1の合株をやっているので、現在の804円は、合株以前だと80円ということになる。だから、シャープの株を長期にわたって持っていたひとは、大損しているだろう。
株式市場には、成長性はあんまりないが、だが世の中に必要なものを作っていて、この会社がなくなると困る、といような立ち位置の会社は沢山ある。しかし、シャープがないと困る、というようなものは、昔にはいくつかあったが、今は、なにがあるのだろうか、と思う。
今のシャープは、鴻海が親会社なので、鴻海次第で、切り売りされて消滅してしまう可能性はある。だいたい、成長性、安定収益いずれも、たいしてないだろうから。
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