The Bone Collector/Jeffery Deaver 1997
ISBN 0-340-65374-4
399ページ
評点(5点満点)
コメント
同名の映画の原作。私は、映画をみて、本にたどり着きました。映画は、おおよそ2時間の枠内に詰め込まないといけないので、映画の筋は、かなり省略されたものとなっている。
おもに省略されているのは
あ)Amelia Sachsは、美人なのに、30歳にもなって、なぜパトロール警官をしていたか?
い)FBIとの捜査をめぐっての熾烈なやりとり
う)Amelia Sachsの、fast carと fast drivingへの執着
え)映画では、殺人は、3件しかおきないが、小説では、もっと起きる。犯人のセーフハウスへの襲撃もある
お)犯人の行動のもとになったもの
など。全体に、小説の中のAmelia Sachsは、映画版より、もっとgutsyな印象を受ける。映画は映画の範囲内で、オリジナルの筋は、保っていると言えるだろう。小説では、このLincoln Rhyme & Amelia Sachsのシリーズは、連作となって、最新版は、今年でたもので、9作目で、まだ続いているという。
この作品では、サスペンスと男女関係の要素が、うまくまとめられていて、一気に読ませる力を持っている。
結論
映画をみてよかった、と思う人は、是非、読むべし。小説の中のAmelia Sachsは映画版より、もっと、アクティブで、強靭かつ繊細な精神の持ち主だ。
(Nov 3 2010 読了)