Washington DCNYCの地下鉄乗車記

 

Washington DCの地下鉄

DCの地下鉄は、比較的、日本の地下鉄に似ている。路線は、赤、青、黄、緑、オレンジの5路線だが、車体が、その色で塗られているわけではない。車両前面と車両横にある表示板にYellowなどとという表示があるだけ。車両は、全路線で共通のものを使っている。

ここは、チケットは、区間に応じた段階制の料金だが、最低区間でも、$2ほどするので、安くはない。

車両には、日本の地下鉄のような凝った行き先表示などはない。次の停車駅は、マイクでアナウンスされるだけ。

地下にある駅は、戦争時を考慮して、防空壕としての利用も考慮されていて、かなり頭上空間が大きい。

DCの地下鉄駅では、下りのエスカレーターが、電気代節約の為か、止まっていることが多い。ちなみに普通の階段はないので、動いてないエスカレーターの上を歩くことになるが、駅が深いところにあるので、結構な段数がある。

これだけだと、なにが日本の地下鉄と似ているのか、あまり、ピンとこないかもしれないが、それは、日本とおお違いのNYCの地下鉄のところを読めばわかる。

 

NYCの地下鉄

NYCの地下鉄は、以下の点で、日本の地下鉄とは、おお違いがある。

 

  1. 運賃は、$2.25の定額で、地下鉄構内へ入るとき、チケットをスキャンして、出る時は、ノーチェック。

  2. 複々線が普通。末端部分は、複線。

  3. 急行がある。急行は、止まらない駅がある。

  4. 凝った車内表示はない。あっても、LEDドットディスプレイくらいのもので、日本のようなLCDディスプレイなどはない。

  5. 吊り広告もない。

  6.  24H運転。

この運賃定額制というのは、すごく安くて便利。7日間乗り放題は、$27。ただし、このシステムは、来年1月に変更になる模様。

路線は、全部で20近くもあり、アルファベットと数字が路線名。マンハッタン、クイーンズ、ブルックリン、ブロンクスをカバーしている。歴史的理由か、駅がくっついておらず、一旦、地上に出て歩かないといけない場合がかなりある。あと惜しまれるのは、ラガーディア空港へは直接乗り入れておらず、クイーンズのジャクソンハイツというところにあるバスターミナルでバスに乗らないと空港へはいけない。なんで、ラガーディアまで、地下鉄を延伸しないのだろう?

JFK空港も、直接乗り入れではなくて、クイーンズのジャマイカで、エアトレイン(無人のライトレール)に乗り換えないといけない。

マンハッタンでは、車が込んでいることもあり、バスは時間がかかる。だから、地下鉄の利用は多くて、いつも、相当な人が乗っている。

NYCの地下鉄は、DCの地下鉄にくらべて、車両が古い。そろそろ、車両更新してもよいころだと思う。NYCDCも、車両はそれなりの綺麗さだが、日本の車両の綺麗さとは、違う。特に、窓ガラスの透明度は、歴然の違いがある。日本では、おそらく、毎日、洗車してるんだろうが、NYC,DCのどちらも、数日間隔でしか、洗車してないと思う。NYCの地下鉄は、地下部分がほとんどなので、窓は、綺麗でなくても、関係ないといえば関係ないが。

 

NYCのタクシー(おまけ)

マンハッタンは、やはり、黄色のタクシーが沢山流れている。場所によっては、30%超がタクシーじゃないのか、というくらい流れている。車種は、大半は、Grand Marquisか、Crown Victoriaだ。

NYPDも、Crown Victoriaを愛用しているので、街には、黄色か、白青ツートンのCrown Victoriaが沢山走り回っている。一部、SUVのタクシーもある。SUVタイプのは、ハイブリッドのFord Explorerが多い。

運転手は、いかにも移民してきました、という中東系、インド系、中南米系の人ばっかりみたいだ。(なぜか、中国、韓国、日本と思われる人は、みないような)

 

ガジェット利用(おまけ その2)

日本ほどではないが、やはり、スマートフォンやMP3の利用は多くなってきている。特に、DCの地下鉄は、基本的に、スター型の路線なので、乗り換え数が少なくて目的地にいけることと郊外部分は地下でなくて地上で波がはいることもあり、ガジェットを利用している人は多い。NYCのマンハッタン部分では、ほとんど地下で波が入らないこともあり、スマートフォンなどの車内での利用率は、DCより低い。