The Sum of All fears(USA/2002)

監督:フィル・アルデン・ロビンソン

出演:ベン・アフレック、モーガン・フリーマン、ジェームズ・クロムウェル、キアラン・ハインツ、リーブ・シュライバー

公式サイト:http://web.archive.org/web/20030422221041/http://www.sumofallfearsmovie.com/

評点(5点満点)

1half_star


ストーリー

1967年の中東戦争の際に、撃墜されたイスラエル空軍機に搭載されていた戦術核爆弾が、掘り起こされて、ブラックマーケットに流れる。その爆弾を利用して、米・露の衝突を引き起こし、欧州の復権を目論む人たちがいた。。。。。。。

 

コメント

トム・クランシーのベストセラーを下敷きにしたものであるが、原作では、陰謀を企てるのは、たしかイランのバックがついた中東の過激派ということになっていたが、映画では、欧州の極右になっている。また、原作では、主役のジャックライアンは、副長官クラスまで出世しているが、映画では、まだ駆け出しのアナリストというところ。原作の日本語訳を読んでいるが、映画は、ものたらない。たしかに、核爆発の映像や、空母がノックアウトされる映像などはあるのだが。米・露首脳のやりとりも、フェール・セーフなどにくらべると、今3くらいだ。2時間の枠で、入れ込むには、難しいストーリーであるのは、たしかだが、この手の物に必要不可欠な緊迫感というものが、だいぶ弱い。

 

結論

映画は金をかければいいのよ、というのはなりたたない見本だと思う。原作の小説は、最後の方に相当な見せ場があるのだが。小説レベルのものを期待すると失望するのではないかと思う。

 

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