オークションを巡回していていて、Mac Pro Cylinderの出物がころよい価格であったので買った。
物は、2013 Lateの円筒形のもので、プロセッサーはivybridge EPの6コア12スレッド、メモリはDDR3 ECC 32GB, SSD 2TBという超豪華バージョンだが、国民健康保険料の2ヶ月分もしない。去年なら1ヶ月分もない。

おそらく、Appleから新品で出た時は、2TB SSDなんてないので、もっと小さなSSDがついて、それでも40万以上はしたであろうという代物。

 なんで買ったかというと、デザインが気に入っているのと、やすかったことだけで、本格的に、Mac appや、iOS app開発業に復帰するわけではない。OS-Xは、Mojaveまで上がったので、最新Xcode動くはずだけど。
 本来、この機械はビデオ編集とかやるひと向きらしいが、私はビデオ編集やらないし。やるのは、Fusion360くらいだ。だから、6コア12スレッド 32GBメモリは持て余し気味なんだが。

 この円筒Mac Proは、拡張性がなさすぎで評判が良くなくて、この代限りで終わりになり、今のMac Proは、ATXタワーみたいなケースになったが、このコンパクトさと接続コネクタがまとまってるのは捨てがたいと思う。これだけパワフルなのに、机の上に乗って、しかも静かだ。

 PC側でも、Mac Proを真似た円筒形のmini-ITXのボードが積めるケース(iMagic Pi)が出たのだが、こちらは、中央にmini-ITXと特殊なSFX電源の組み合わせを縦に置くもので、CPUファンの高さ制限や排熱が苦しいなど、Mac Proよりレイアウトの問題が大きい。Mac Proは、縦に3枚の板がささって、それぞれに、GPU、SSD、CPUなどがのり、電源はもちろん専用品。上から空気を吸って底へ出すという。個人用コンピュータのデザインとしては秀逸だと思う。

 たった一つの問題は、Mac-OS Monterey(12)が最終OSで、Mac-OS Ventura(13)へはいけない。しかも、うちに来た個体は、サードパーティ製のSSDなので、Montereyへアップデートする時に、ファームウェアのアップデートも含まれていて、この時、HWチェックがありApple純正SSDでないとアップデートできないという。これを回避するためには、一度Apple純正SSDを使ってファームウェアアップデートをおこない、そののち、サードパーティSSDに戻すのが必要だという。
 Apple純正SSDは、オークションでは、8000円前後しているが、ファームウェアアップグレードだけのために、8000円近くも払う気はさっぱりしないので、これはみおくり、Big Sur(11)にあげて、それで打ち止めにしよう。どーせ、Montereyの次のVenturaには、行けないことは確定してるんだし。その後の余生がどーなるかは、現在、不明だが、古いMac-OSのままか、Linuxマシンになって生き延びるのだろうと思う。なにせ、デザインよくてコンパクトで静かだし、ディスクも2TB SSDだし。