世の中は、腹の立つことで満ち溢れている。まず、つまづきは、楽天モバイルでは、海外SMSの着信ができないことだった。で、海外SMSの着信は、金融取引もやってるので、絶対にはずせない。

それで、いろいろリサーチした結果、これは、日本のMNPに対して、海外SMSCが、うまくHLR interrogationできないらしいことがわかった。HLRとは、Home Location Registerのことで、契約情報を持っているMNOのDB. 発信側SMSCは、MSISDN(電話番号)しか知らないが、その番号が有効なのか、実際に送り先をルーティングするには、IMSIを知るなど、HLR情報を検索できることが必要。HLRを持っているのはMNOだけで、MVNOは持っていない。で、この問題が、一時的なものなのか、恒久的なものなのかは不明。

 そこで、今の番号は、SBMで発行したものなので、SBM系の事業者へ移ることにした。MVNOは、なんといっても、docomo系が多くて選択肢は多いが、SBM系は少ないし、SBMの経営者は好感度あまりないんだが、しょうがない。

 それで、リサーチの結果、LINEMOのミニプランにすることにした。LINEは使わないことにしているし本田翼にもあんまり好感度はわかないんだが、選択の余地が少ないんだから、しょーがない。

 で、Oppo A73は、LINEMOのeSIM動作確認機種ではないのだが、動くだろうとたかをくくって、MNP,eSIMで申し込んだのだったが、これで、ドツボを踏むことになった。

 LINEMOの登録手順も面倒なのだが、まぁまぁ道なりにいって、eSIMプロファイルもダウンロード出来て、最後の回線切り替えのクリックをwebで行うと、認証エラーになりました、ときたもんだ。

 で、電話機の方は、番号表示もないし、もちろん、波はつかめてない。で、また、サポートともめたが、1人目のサポートは、楽天モバイルにいって、番号をもとにもどしてもらうようにという。

 それで、楽天モバイルのサポートにかけあったが、もう解約扱いになっていて、楽天でできることはなにもないという。

 それで、ふたたびLINMOのサポートとやったが、こんどのサポートは、Webから、物理SIMの発行を自分で出来るという。そのメニューも検索してひっぱらないと出てこないところにカモフラージュされているのだが、ともあれそこを教えてもらって、物理SIM発行はできた。

 待つこと、一日で、物理SIMをA73に指したのだが、波をつかめない。みると、番号も表示されないし、LTE回線チェックでみると、MCCもMNCも不明だという。で、あとで、わかったのだが、APNプロファイルは、LINEモバイルがあるが、これを選んではいけなかったのだが選んでいた。LINEモバイルは、昔のMVNOの時代のLINEモバイルで、今のソフトバンクのLINEMOのプロファイルは、なぜかpredefinedのものはなくて、自分で手入力しないといけない。今から思うと、eSIMのときも、正しくLINEMOのAPNパラメータを入れてやれば動いていたと思う。
 LINEMOの回線切り替えには、機器のIP接続を頼った機能があって、昔の3Gの時のように、SIMさすだけで、即開通とはならないようである。想像するに、IP通信をつかったやり取りを端末とやるみたい。本来、APN情報は、pureな2G,3G通信にはいらないはずなので。

 ということで、サポートは楽天はだめだったが、回線開通ということでは、楽天の方がトラブル少なかった。APNプロファイルの手入力も必要なかったし。肝心要の海外SMS着信は、LINEMOでは開通直後から問題なかった。