先に書いたような事情で、日本通信から、楽天モバイルにMNPで移った。eSIMで移ったので、SIM発行はなし。
しかし、国際SMSが着信しない、という問題が発覚した。で、調べると、これは、楽天モバイルだけの問題ではなく、日本のMNPに所以する問題らしいことが判明した。他の業者でも、MNPで移った場合、国際SMSをつかえないことがありますという注意書きがある。

 日本で、MSISDN(電話番号)は総務省が管理していて、上6桁で大枠をMNOに割当て、MVNOは発行できない。

海外のSMSCから国内端末のシーケンスは、推測して書くと

1 MSISDNからIMSIの照会 → MSISDNを最初に発行したMNOのDB
2 MNO DB は、現在のMNPのDB(NPDB)へのポインタを提供
3 NPDBは、受け入れ側MNOのMSISDN DBへのポインタ情報を返す
4 SMSCから依頼されたGMSC(境界MSC)は、ポインタから2段参照でMNOのHLR情報を入手
5 HLR情報の正当性をチェック
6 HLR情報から、VLR情報をたぐる。
7 VLR情報から、通信可能なら送信

 ということだと思うが、MNPの有無で関係あるのは、2-4のステップ。番号が移転していない場合は、2,3はなしで、HLRにたどりつける。

 今の番号は、もともとは、USから帰ってきた2008年に、SBMで作った。それで、去年、SBMから、日本通信(docomo)へ移ったのだが、この時、海外SMSの着信不良の問題は、まったくなかった。

 楽天モバイルでも、海外SMSは当初、受信出来なかったが、一定期間たつとそのうちできるようになった、という話がある。

 実際に、楽天モバイルからMNPでSBM系のLINEMOに移転したのだが、開通直後から、海外SMSの受信には問題がない。

 こういう番号発行元へMNPで回帰する場合は、ただちに、HLRを参照できるようになるが、そうでない場合、海外SMSCでは、HLRの照会に失敗して、SMSを送れないようである。この現象は、楽天モバイルの問題ではなくて、日本のMNPの実装方法で、日本のオペレータはTTC準拠のプロトコル実装なので問題ないが、海外SMSCは、TTCで決めたプロトコルが 3gpp(or ITU)標準でないので実装していないので、出来ない、ということみたいだ。
 一月経って出来るようになるという話は、おそらく、1月たって2段ポインタ方式が1段ポインタになるからだろうと推測している。