Futuraは、2001年に発売されて、2003年にマイナーチェンジがあっただけで、生産は、2003年に打ち切りになってしまった。
うちのは、2001年のドイツ向け仕様だ。2003年のマイナーアップデートで一番大きかったのは、ECU Mapが改善され、05Mapというものになった。

 で、調べると、05 Mapは、いいらしい。今のユーザーによるアップデート方法は、 TuneECUというAndroid appを使う方法だ。このためには、互換性のあるOBD2-USBケーブルと、Apriliaの専用6ピンコネクタに合わせるアダプターケーブルが必要。で、これは、高いが確実を期したいので、Lonelectronicsのものを$40ほど出して買った。

 Androidは、 Amazon Fire 7(7th Gen)に、Google Playストアを入れて対応した。
 動作に問題ないのを確認して、remapを行った。

Remapする際には、ヘッドランプヒューズを抜いているか?とバッテリーチャージャー接続してるか聞かれるが、バッテリーチャージャーはつないだが、ヘッドランプヒューズはそのままでやった。というのも、2001年ドイツ向けFuturaは、ヘッドランプ常時点灯ではないので。
 それで、問題なく、Remap出来た。Remap自体のダウンロード所要時間は、約5分である。

 翌日、試走してみたが、こころもち、2速での低速時にエンジンのギクシャク感が緩和されたかな、という程度だ。ブラインド・テストでは区別が付かないレベルだと思う。高速走行は試してないが、もともと、オリジナルの01Mapでも、高速走行では問題はなかったので、変わらないと思う。
 Futuraのエンジンフィーリングで、実用上の問題は、やはり2速での低速走行25km/H以下時に、スロットルにギクシャク感が若干あることだ。これは、ギアの間隔が広くて、かつギアが全般的にハイギアードだからだと思う。だから、USやロシアなど、国内では、北海道や岩手など、開けた高速走行の地域には向いているが、関西のようなゴーストップの多い混雑したところでは、あまりあってない。スプロケットを変えて、ギアをもっとローギアードにした方が実用的だとは思う。なにしろ、日本では、法定速度は、最大でも120km/Hしかないんだから。オリジナルのギアレシオだと、ここでは、6速の出番は、本当に少ない。