3Dプリントで、失敗する最初の関門は、底面がプリントベッドから剥がれることである。
 剥がれができると、その造形物は、剥がれた部分がそった形で、造形されてしまう。この問題は、ABSの場合に、より深刻だ。
 その為、プリントベッドに、いかに造形物を吸着させるかが、問題なのだが、解法のひとつとして、プリントベッドに、ノリなどを貼るという方法がある。
 X-One2には、1本、中国製の黄色いノリがついてきたが、小さなもので、すぐに使い切ってしまった。それで、その穴を埋めるために、amazon.co.jpで、評判がよかった、シワなしピットG、というノリを使っていたのだが。なお、このノリは、書材などを板に貼るためのものらしく、3Dプリント用に開発されたものではない。

 たしかに、このノリは、造形物をプリントベッドに吸い付かせるという点では、相当な効果があるのだが、二つ問題があって、プリント後、プリントベッドにカスが残る。カスは、かなり硬いものである。カスは、削り取らないと、プリントベッド表面が凸凹になってしまう。
 で、ゴシゴシ、ヘラなどで削り取るのだが、プリントベッド表面が荒れてしまうのは避けがたい。そうなると、ラフトなしでのプリントは、底面が荒れることを覚悟せずには、出来なくなる。
 もうひとつの問題は、冷えても、造形物がプリントベッドに強固にへばりついて、引っぺがすのが大変であることだ。
 ということで、このノリを使う方法は、欠点があり関心しない。

 まだ、経験が浅い頃は、このノリに最初から頼ったりしていたが、いまでは、できるだけ使わないようにしている。それよりも、ベッド平面をきれいに保ち、ABSの場合は、環境温度を高めに保つようにしている。