寝室暖房には、古いナショナル石油ファンヒーターOH-212を使っている。これは、数年前に中古で入手したものだが、ナショナルというブランド名からして、20年近い老兵だと思う。去年までは、なんの問題もなかったのだが、今回の冬は、点火して、7−8分で、自動停止する。

*調べた結果、姉妹機のOH-211が、1989年のグッドデザイン賞受賞の商品。89年の翌年の商品だとして、たぶん27年落ちだ!
エラーコードは、04だ。パナソニックのウェブサイトには、古すぎるこの機種の情報はない。本体サイドには、04の時は、吸気口の掃除、それで解決しなければ、販売店へ、とだけある。
 そこで、吸気口の掃除をしたが、解決しない。
 で、いろいろ、ネット・リサーチして、これは、おそらく、フレームロッド(*1)に、シリコンなどの絶縁皮膜ができているのであろう、という結論になった。

 で、苦労して、分解して、フレームロッドを、ヤスリで磨いた。サンド・ペーパー使う人がおおいようだが、サンドペーパーかけづらい形状だし、ペーパーでは、簡単に皮膜取れないので。
 で、なんとか、無事に戻せて、消化器を横において、テストランさせたが、問題ないようである。

 ただ、ばらす時に、はずさないといけないものが多いので、デジカメで、写真とって、どのネジが、どこにはまっているか、記録しながらやったほうが良い。なにしろ、サービスマニュアルないんだし、似たネジばかりなので、間違いやすい。バイクやクルマの中程度レベルの整備を自分でやる人なら、故障したファンヒーターの修理は、やってみる値打ちがあると思う。

 ということで、この27年落ちの石油ファンヒーターは、まだまだ、いけそうである。凄いな。

*1 フレームロッドとは、火炎の中に差し出されている金属製の棒で、ここを流れる電流の大小で、過熱状態かどうかを判定する。永年使っていると、かならず表面に絶縁皮膜ができて、ダメになるので、ヤスリなどで、絶縁皮膜を剥いでしまわないといけない。