もちろん、次の勝負は、来年夏の都議選だ。都議会は、定員127で、現在、最大野党の自民党は60議席だ。
それで、都政与党のかがやけTokyoは、3議席だ。話をややこしくしているのは、小池都知事は、今でも、自民党員であることだが、今日、自民党都連が、7人の侍の自民党除名問題に、けりをつけたので、方向性は決まった。小池知事は、おそらく、今年中あるいは来年早々にも、自民党を離党するであろう。

 来年6月予定の都議会議員選挙で、小池知事が無策であることは、ありえない。彼女の政策を実現していくためには、都議会与党を増やさないといけない。それは、裏返せば、アンチ小池の最大野党自民党から議席を取ることにほかならない。ということは、都議会選挙で、知事は旗幟を明確にする必要があるが、それは、今の東京都連が自壊しないかぎり、自民党東京都連にとっては、反党行為になるから、小池知事は、しかるべき時期に、自民党を離党する事になろう。
 まさか、東京北区で、音喜多議員を自民党員のままで選挙応援するわけにはいかないし、かといって、都議会自民党幹事長の高木けい議員を応援するわけにもいくまい。

 都民ファーストの会、という小池新党が出来るのか、かがやけTokyoを増築するのか、手段は、いくらでもある。
 もうひとつの代換え案は、ステルス型で、選挙では表に出ずに、既存政党の改革派をサイレントに支援するという手もあるが、こういう曖昧な方法では、自民党の議席を減らすことはできないだろうし、次の選挙は、さらに4年後だ。4年に一度しかない機会を見逃すことは出来ない。だから、こっちの方法は、自民党東京都連が自壊してしまわない限り、ないだろう。
 だから、まずは地域政党としての小池新党は、99%あるだろう。おそらく、表面に浮上してくるのは、梅か桜の季節であろうか。。。。

PS
都議選に候補者擁立=新党は明言せず―小池氏
小池知事 来夏の都議選に政治塾から候補者擁立へ

だって。
すでに、前哨戦の千代田区長選挙は、現職(小池知事支援) vs 新人(内田茂選考中ー東京都連)の構図は、決まりつつあるが、東京都連は、アンシャンレジームの黒い頭の鼠集団なので、大猫の小池知事の除名なんか出来ない。除名できるのは、党本部だけだ。進退伺いは、谷垣幹事長(当時)がもらったそうだから。
 ということは、いずれ、東京都連は、党本部に小池を除名してくれ、と泣きついていく。とりあえずは、自民党員のままで、地域政党立ち上げの準備は確実に進めながら、引っ張るところまで引っ張るということか。
 政治家としての力量は、安倍晋三より上なんじゃないだろうか。

PS2
12月9日発売のプレジデントに、都議会選挙の当落予想が出ている。