かつては、携帯電話の開発にかかずりあっていたこともあるので、感想など。
ダウンロード (1)
まずは、時系列の整理から。

8/2:発表
8/19:発売。発売直後より、火を吹く事例が報告される。
9/2:バッテリーの欠陥を認め、製品交換プログラムを発表
9/15:USでは、製品安全委員会によるリコール
9/16: iPhone7の発売
9/19:Samsungが、IMEIを読んで交換プログラムの対象か判定するツールをリリース
10/10:USの4大キャリアとUS Cellularは、Galaxy Note 7の販売停止。
10//11: Samsung, Galaxy Note7の販売停止、ディスコンティニューを発表。

 携帯電話で、火を吹くのは、電池の充電管理ができないか、想定以上の電流が、回路の隘路に流れるかの、どちらかがほとんどだ。

 今回ダメだったのは、製品交換した後のフォンでも、火を吹く事例が、沢山出たことだった
 8/19の発売直後から、火を吹く例は多数報告がでており、9/2に製品交換を発表しているが、その間の原因究明が、Xだった、ということになる。普通は、Samsungの技術力を持ってすれば、こんな事故調査は、簡単にできるはずなのだが、時間をかけられないという組織内圧力で、真の原因を、見逃したみたいだ。
 そこに、Samsungの利益と人気で、Appleに大きく離されている焦りと、これまでも同じようにやってきたので、いけるだろう、という驕りがあったのだろう。
 わずか数日を削ったばかりに、間違った対策を発表して、致命傷を負うという。Samsungの払うつけは、大きい。

PS
 ちなみに、私の携帯は、Samsungのグロケーなんだが、この製品は、薄型過ぎてボタンがおしづらいことと、日本統一3G充電器仕様に合致していないので、Samsung充電器が必要、なことを除けば、いい製品だと思う。もう、3年以上使っているが、交換したいとは思わない。