自民党にとって、もっとも望ましいのは、民進党が、政権の受け皿となりえない、ダメダメな政党のままであるが、野党第一党でありつづけることだ。
だから、蓮舫が、代表選に出馬して、しかも最有力ということは、自民党にとっては、願ってもない展開だったろう。蓮舫が代表では、ダメダメな民進党でありつづけるのは、ほぼ、間違いないところだったから。
 ところが、今回の二重国籍問題で、どうやら、蓮舫は、高ゴケしそうな気配が濃厚になってきた。鳥越俊太郎を都知事選にかつぐなど、民進党は、最近、国民をバカにしているとしか思えないが、現在の自分の国籍の状態をTVに向かって正しく回答できないものを代表選にかつぐなど、ほんとに、腐りきっていると思う。

池田信夫 記事

 さて、そうなると、前原か玉木なんだろうが、もう、これだけダメになった古い器を、頭、変えたくらいで、なんとか出来るんだろうか。まだ、うちの30年落ちのMCや21年落ちのSW20の方が、よっぽど、状態は、ましだと思う。

 そういう意味では、みんなの党の墜落や、大阪維新の会の全国版への脱皮失敗は、痛かった。なにしろ、自民党以外の選択の余地が、無いんだから。。。。

PS
結局、自民党にとって、最善の結果になりそうな。もともと、中華民国(台湾)の国籍を抜いていれば、台湾が発行した国籍離脱証明に類する書類がでてきて、それが、1987年なりのことであれば、何も問題がない。証明書を失くしたなら、台湾に再発行してもらうだけで、済む話だ。ところが、それが出てこず、台湾での照会結果に時間がかかるので、今回あらためて、国籍を抜く手続きをしたという。問題の国籍離脱の時期あるいは、離脱していなかった、については、民主党代表選のあとで、判明するみこみ、という。
 最悪なのは、国籍離脱は、今回の手続きで行われて、これまで、二重国籍状態だった、ということが、代表選のあとで判明して、蓮舫が代表になっていることだろう。これは、自民党にとっては、ベストの帰結だ。なにしろ、野党第一党党首が、こんなまがいものだったことが、判明するんだから。そして、そういう者を問題視することなく党首に選んだ民進党は、やはり、もはやオワコンなんだということを、あらためて国民に見せつけることになろう。