Mac Mini 2010 midモデルが現在の、お仕事マシンである。もちろん、最新版ではないが、メモリをオリジナルの2GBから、8GBに2段階改装して、まぁ、問題なく使えている。ただ、HDDは、オリジナルの320GBでは、手狭になってきたので、1TBにアップグレードすることにした。
I HDDの調達

 は、ネット通販で、東芝製1TBが、約6000円だ。昔、企業勤めをしていたころには、8インチのNEC製1GBディスクの購入に、600万円近い稟議書を書いたものであるが、時代は、変わった。当時、その1GBを研究所の相当部分でシェアして使っていたのであるが。。。。

2 HDD交換に必要なツール

 は、T6,T9のトルクスドライバーと、2mmのアーレン・キー(hex)。アーレン・キーは、ともかく、最近、このトルクスのボルトを使う機械は、増えつつあるが、舐めにくいことを除けば、あんまり感心しない。
IMG_0041使用したツール

3 HDDのクローニング

 は、新規調達したHDDをUSBボックスでMacにつないで、Disk Utilityで、フォーマットする。フォーマット形式は、デフォルトで、ボリューム名だけを、自分で選ぶ。
 つぎに、Carbon Copy Clonerというソフトをダウンロードする。このソフトは、30日間だけ試用できるが、試用の範囲で、HDDクローニングは、問題なく出来る。それで、このソフトウェアで、クローニングをしたら、300GBのクローニングに、5時間近くかかった。なお、Carbon Copy Cloner のプログレスバーは、時間に比例した伸び方をしないので、半分までいったからといって、必要な時間の半分を過ぎた、というわけではない。実際には、プログレスバーは、プロセス進行について、過大表示だ。
 あまりに時間がかかるので、私は、裏画面で、Civ5を初めて、HDDスワップは、翌日、行うことになった。


4 HDDのスワップ
 これは、Mac Mini 2010 mid HDD upgradeで検索すると、iFixitのサイトがひっかかるが、基本、ここの手順で行ける。が、すこし、違うのは、HDDの取り出しの前に、ロジックボードを後ろへ、ずらすこと。これは、2本の穴に、治具を差し込んで、引っ張るのであるが、針金で、やってみたが、出来なかった。
 そこで、HDDを引き上げながら、メモリスロットの上を引きずって、なんとか、出せることができた。つまり、私は、ロジックボードをずらすというのは、やっていない。
 感想としては、緻密な作業が苦手な人には、おすすめできない。もちろん、自分で換装作業をやれば、Appleへは、修理には、出せない。Appleが認めているのは、メモリのアップグレードまでで、それ以上は、認めていないので。

5 結論
 朝一番から、作業を始めたが、トルクスのキーを探したりとかで、結局、2時間近くかかった。動かしてみると、当たり前の事だが、ディスクの空きが増えてる以外に、変化はない。元々の320GBのディスクも、東芝製だが、音は、もとから、ほとんどしないのもいっしょだ。緻密な作業が苦手とか、T6,T9のトルクスと2mmのアーレン・キーを持ってない人は、そういうのが出来て、個人データを抜かれる心配のない友人、知人、愛人に、頼むのもありだろう。

PS Jun 7 2015
なんと、Mac Mini Late 2014モデルでは、メモリの換装は、メモリがボード直付けなので、できないそうである。だから、メモリ構成は、買った時で決まり。で、トルクスネジも、さらに入手性の悪い特殊なネジが1個使われているという。ユーザーに優しくないな。BMWも、新しいのはサンデー・メカニックには不親切な設計だけど、Appleも、そんな感じだ。。。。