オルタネータが、はずれたら、いよいよ、難関のオスのドッグドライブの除去だ。
IMG_0021歯の折れたドッグ・ドライブ(オス)
これは、頭に、右ネジのM8ボルト。ドッグ・ドライブは、スプラインで、エンジン側からくるシャフトに噛んでいる。だから、最初に、ボルトを外さないといけない。

 本当は、手動のソケットで取らないといけないのだろうけど、あまりアクセスがよくなかったので、インパクトレンチを使った。で、ボルトは、取れた。(9/26)
 ボルトがとれても、ドッグドライブは、シャフトに、はまり込んでいて、プーラーなどで、抜くしかない。ところが、プーラーをかける隙間が細いのと、アクセスが悪いので、プーラーがかけづらい。というのも、一般的なギアをシャフトから抜くのと違って、シャフトの頭は、遥かに奥深いところにあるので、細工をしないといけない。これで、悩んだのだが、最終的に、以下の解法にたどりついた。

必要な道具
  1. アストロプロダクトの2足、3インチプーラー
  2. M8 40mmの六角ボルト
  3. 直径15-25mmのワッシャー


DSC00557使用したギア・プーラー、ワッシャー、ボルト

手順
  1. まず、CRC556などのスプレーを、シャフトとドッグ・ドライブの間に吹き替えけておく
  2. シャフトの頭に、M8 40mmのボルトを差し込む。力はかけずに、適当に。
  3. ワッシャーをボルトの頭におく
  4. プーラーの爪を、ドッグドライブとベルハウジングの隙間にかけて、その状態を維持しながら、プーラーのセンターボルトをワッシャーに当たるように、手で回す。
  5. プーラーの爪2点とセンターボルトの接触点が、がっちり固定できれば、センターボルトの頭を、ラチェットハンドルでゆっくり回す。


 これで、外れた。ポイントは、シャフトに挿し込むネジの長さとワッシャー。このドッグドライブのシャフトは、深いところにあって、プーラーの爪をかける位置より、8mmほど、まだ、奥である。で、多くのプーラーはそこまで、センターボルトが届かない。なので、M8,40mmのボルトをさし、ボルトの頭は、ドッグ・ドライブのカルデラ内にくるようにする。かつ、センターボルトを当てやすいように、ワッシャーをボルトの頭と、プーラーのセンターボルトの間に置く。ワッシャーなしでは、六角ボルトの頭は、すべりやすいので、プーラーのセンターボルトが固定しにくい。ワッシャーは、カルデラの直径26mmより少しだけ小さいぐらいが、ちょうどよい。

 ギア・プーラーは、最初、ストレートのを買ったのだが、こちらは、爪が太すぎて、使えなかった。

今日の一句
 ”5年に一度、忘れるなオルタネータ・ドッグ・ドライブのラバー・ダンパー・チェック”

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