某BMW乗りのBBSでの記事に触発されて、デジタル電圧計をつけることにした。一応、目的は、バッテリーあげ予防対策である。
電圧計は、今は、デジタルのものが、eBayから、free shippingで、230円程度で買えるので、国内調達は、ほとんどあり得ないと思う。Yオクなどでも、即決180円とかあるが、これらのほとんどは、発送地が海外で、国際送料を600円以上取る所がほとんどなので、緊急で急ぐ場合しか意味がない。
 ebay調達の場合、発送元は、中国本土か、香港だが、どちらでも、だいたい、10日前後はみる必要がある。

デジタル電圧計
 ということで、いまや、どこにでもあふれている、以下のような2線式の電圧計を買った。電圧計には、パネル板はめ込み用の枠つきのものと、枠なしのものがある。枠付きのものは、パネル板が、1.2ミリ以上必要である。これだけの厚さがないと、はめこんでも、隙間ができて、前後にぶれる。1.2ミリ以上あれば、上下についている、パネル板をはさむ出っ張りがあるので、パネル板にパチンと、はまり込んで固定される。
blue-voltmeter
 なお、デラックスなバージョンだと、電圧、温度、時計(ボタン電池によるバックアップ電源付き)の3機能を、ひとつのLED表示で行うものもある。この場合、表示モードが切り替えられて、一番便利なのは、5秒おきに、電圧、温度、時計のそれぞれを、エンドレスに表示するというもの。こういうやつは、モード切り替えの為のスイッチがあり、スイッチもあわせて設置してやる必要がある。

ケース
 買った電圧計は、パネルの反対側は、基板が見えているので、ケースなどが必要。そこで、ちょうど、余っていたキャノンのインクジェットプリンターのインク・カートリッジのケースを使用した。もちろん、インクカートリッジそのものではなくて、販売時についてくるカートリッジが入っているケース。これに、前のパネル面は、ダイソーの1.2mm厚のポリプロピレンシートを切り抜いて使用した。パネル板はめ込み形式なので、正確に、電圧計の内枠のサイズで切り抜いてやる必要がある。
 また、ケーブルを通すのと、車体取り付けのネジの為に穴を開ける必要があるが、ドリルで、穴あけをする場合、できれば内側から外側へドリルを刺すのがのぞましい。というのも、バリができるが、内側のバリは、除去が簡単ではないので。穴あけには、キリで、予備穴を打つのが確実。
IMGP0578



設置場所
 NX650の場合、あまり候補地はないのだが、メータの上のところにちょうど、とりつけるスペースがあったので、ここにした。車検の時に、検査官から、クレームが出るかどうかは、わからないが、いけるんじゃないかと思う。

とりつけ
 NX650のヒューズ・ボックスは、左フロントウィンカーの生えてる所の少し手前にあるが、ここから、イグニションSW連動の電源をヒューズ・ボックスから取り出す。ここにアクセスするには、器用な人は、サイドカウルをはずさなくてもいけるかもしれないが、私は、はずした。ヒューズ・ボックスのカバーは、線を引き出すために、切掛けをいれた。あとは、グラウンドを車体からとって、終わり。
IMGP0574



結論
 私は、電圧計は青発光のものを選んだのだが、青は、白昼では、見やすい色だとはいえない。赤の方が、視認性の点で良かったように思う。購入時は、赤は、警告色ということで、避けたのだが。つけて、エンジンをかけない状態だと、11.6V前後を0.1刻みで振れる表示。エンジンをかけると、14.1V前後を0.1刻みで振れる表示。電圧が低い理由は

  1. 気温が低かった。10度なかった
  2. このモデルは、US仕様なので、常時前照灯点灯という仕様なので、オンで負荷がかかって、電圧降下している?
  3. バッテリーが5年落ちなので、台湾YUASAといえども、けっこう、へたっている?


くらいしか、思いつかない。ともかく、12を割る低い電圧表示は気分が悪いので、あわてて充電器をつなぎっぱなしにしたのだが。こーも、バッテリー電圧が低いのは、バッテリーを交換せよ!という啓示なんだろうか?このバッテリーでは、これまで始動の問題はおきてないんだが。。。。

設置結果(点灯しているが、太陽光のせいでカメラにうつらず。スクリーン側に反射しているのがみえる)
IMGP0577


PS
その後、調査したところ、OFF時に、テスターで、バッテリー端子電圧は、12.66V。これで、イグニションSWをオンにすると車載電圧計は、11.5Vの表示。つまり、前照灯やメーター照明のせいで、1V電圧が下がるのは、異常ではない。結論としては、こういう車載メーターの設置方法は、労多くして得るものが少ない。というのも、走行時は、14.0-14.4の間を表示しているが、これは、レギュレータ、ジェネレータが問題ないのを示しているだけで、これらの早期警戒装置くらいの意味しか無い。バッテリー電圧を簡便に知りたいという目的なら、バッテリー直結で、プッシュボタン付きの設置の方が、簡単だし、直接バッテリー電圧を読むので確実である。


バイク ブログランキングへ