前回、キーボードの記事を書いて、Unicompキーボードの惜しむべきところは、スペースセーバータイプがないことであると書いた。実は、Unicompには、スペースセーバーMと称するキーボードがあるのだが、このキーボードは、IBM時代のスペースセーバーとは、名前は似ているが、実体はまったく違う。写真をみれば一目瞭然だが、本物のスペースセーバーMには、テンキーがない。

 猫の看病で、コタツで仕事をする必要があったので、スペースセーバーMを使いたかったのだが、私のところでは、MacとPCの両方につなげれる必要がある。
 問題は、Macの方で、PS2→USBのアダプタが必要。それで、アダプタも調査したところ安かったので、これを買ってみた。

 KVMは、絶版となっているバッファローのBSKM201BK。マウスは、素直にUSBのものを、バッファローにつなぐ。

 Macの方は、本物のスペースセーバーMは、Windowsキー(Appleキー)がないので、

Caps Lock → CTRL
Ctrl → Command
Alt(Option) → Option
Command→なし

というキーの割り当て変更を、OS-Xでした。これだと、Caps Lockはなくなるのだが、私の用途では、このキーはなくても困らない。

 これで使ってみると、多少、スペースキーの効きが悪いかなという感じがするのと、かすかに、キーエコーが遅いという気がする。でも、実用上、支障ないと思う。
 メリットは、やはり、キーボードの右にスペースが広がって、マウスは使いやすい。

 で、この実験の結果、本物のスペースセーバーM(1987年製1391472)を使うことにして、UnicompのUSBキーボードは、予備部品となることになった。

DSCF0405上がIBMのスペースセーバーM。下が、UnicompのUSB 104キーボード。


結論
 古い、WindowsキーのないModel-Mキーボードでも、Macを使う分には、なにも問題はない。ただし、 BSKM201BKは、たまに、2つのPCとも、つながらなくなるバグがあるが、これは、PS2アダプタを使ってなくてもおきる。だいたい、4日から1週間に一度くらいの間隔。