heridesbeemerのblog

映画、プログラミング、モーターサイクル、猫、SW20

The Others(Spain/2001)

The Others(Spain/2001)

監督:アレハンドロ・アメナーバール

出演:ニコール・キッドマン

公式サイト(IMDB):http://www.imdb.com/title/tt0230600/

評点(5点満点)

2half_star

 


ストーリー

WW2直後の英仏海峡のチャンネル諸島。敬虔なカソリックのグレース(ニコール・キッドマン)は、2人の子供と共に、出征した夫の帰国を、大邸宅で待ちつづけていた。2人の子供は、光にあたると呼吸困難を起こすという特殊な病気を持っているので、子供が行き来する部屋には、すべて、カーテンが掛けられていた。映画は、3人の使用人が雇われて、グレースから、かならず、部屋を行き来するときは、部屋の鍵を締め忘れないようにと注意されるところから始まる。というのも、それまで、いた使用人たちが、なぜだかすべて出て行ってしまったから。

やがて、2人の子供のうちの姉のアンは、家の中に誰かがいるといいだす。そして、最初は、疑っていたグレースも、誰かがいると思うようになる。ある日、カーテンをはずして、使用人とともに屋敷を捜索するが結局誰もみつからない。そして、ある日のこと、誰かに屋敷中のカーテンが外されてしまう。3人の使用人を信じないグレースは、彼らを追い出して、子供2人と家族だけで住み始めるが、その夜に………。

 

コメント

この役は、ニコール・キッドマンにあっている。サンドラ・ブロック、アンジェリーナ・ジョリー、ジェニファー・アニストン、ジェニファー・ロペスの誰でも、ミスキャストだろう。これは、Rottentomatoesで、84%と偉く良いスコアをとってるんだが、私は、それほど、いいとは思わないのは、キリスト教徒でないからか?それとも、ニコール・キッドマンのファン度が足りないから?あるいは、結末が、ホラー映画らしくないからか。なお、この映画はスペインでの製作だが、すべて、英語でスペイン語はいっさいない。エロ・グロもない。ほとんどが、暗い邸宅のなかでのシーンの連続。

 

結論

"Drag Me to Hell"に相当負けるが、ホラームービーファンの方はどうぞ。ニコール・キッドマンのファンの方は、やはり見ずばなるまい。キッとした表情のキッドマンは、美しい。

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Taking Lives(USA/2004)

Taking Lives(USA/2004)

監督:D.J.カルーソー

出演:アンジェリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク、チェッキー・ケイリョ、キーファー・サザーランド

公式サイト:http://takinglives.warnerbros.com/

評点(5点満点):

3half_star



ストーリー

19年前のカナダのどこかで、ある若者が、同じ年頃の若者を、事故に見せかけて殺し、なり変わった。次に舞台は、19年後の現在のモントリオールに移る。モントリオールの建設現場で、白骨化した死体がみつかる。捜査の難航が予想されたのでモントリオール市警のルクレク(チェッキー・ケイリョ)は、かつて捜査をいっしょに行った事のある、プロファイリング専門家のFBI捜査官イリアナ・スコット(アンジェリーナ・ジョリー)に助力を求める。イリアナは、ホテル住まいをしながら、不慣れな街で捜査を始めるが、その最中に第2の殺人が起きる。この殺人事件には、目撃者ジェームズ・コスタ(イーサン・ホーク)がいた。さらに、19年前に死んだ筈の息子を目撃したと主張するアッシャー夫人がみつかり、19年前の殺人とモントリオールでの殺人がつながる。そして、イリアナたちは、容疑者(キーファー・サザーランド)を特定することに成功する。犯人は、マーティン・アッシャーといい、次々に、殺人をかさねて、殺した相手のアイデンティをのっとっていたのだった。しかし、イリアナたちは、犯人にはめられて、アッシャー夫人を殺されたばかりか、真犯人はモントリオールから逃走してしまう。FBIは、このモントリオールの捜査についてレビューを行い、イリアナの行為にFBI捜査官として不適切なものがあったとし、彼女を解雇した。モントリオールの1件から、7ヶ月後、失意のイリアナは、ペンシルバニアの田舎の郷里に帰って、出産の日を待つ日々であった。。。。。

コメント

プロットは、ひねりが効いてあっていいと思う。颯爽と登場したイリアナが、捜査をリードするが、事態は、予想外の展開になり、モントリオールでの殺人捜査は、結局、大失敗に終わって、犯人をとり逃してしまう。そして、最後の舞台は、ペンシルバニアに移るのだが、最後まで、ハラハラさせるという、サスペンスに不可欠なポイントは押さえてある。ただ、問題あるとすれば、途中のベッドシーンは、もっと、カットが短くてもよかったのではないか、と思う。アンジェリーナ・ジョリーが出ているからとか、レーティングRしかとれないからサービス精神でつけたのか、サスペンスには、少し長いと思うが。さらに、容疑者を取り違えるというところの論理的な線も弱い。キーファー・サザーランドの容疑者については、ほとんど裏をとらずに飛びついてしまうところや、アッシャー夫人の隠し部屋で、出てきた男の話もつながらないと思う。RottenTomatoesは、23%と相変わらず塩辛いスコアがついているが、私は、アンジェリーナ・ジョリーの力演、破綻の少ない脚本・演出、秀逸な音楽に免じて、もっと良い点をつけます。

結論

インソムニアには負けるが、サスペンス物が好きな人。アンジェリーナ・ジョリーファンの方は、是非どうぞ。ケベックなので、フランス語もあります。

 

 

 

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Amazonマーケットプレースで古本を売る

Amazonマーケットプレースで古本を売る

 

Amazonでは、Amazonマーケットプレースで、一般の人が本、物などを売ることができる。他に、一般の人が物を売る場所としては、Yahooオークションがあるが、こと、本を売ることに関しては、Yahooオークションは、売りづらい。というのも、Amazonマーケットプレースには、すでに、書籍にかんしての膨大なデータベースがあるので、売る側としては、古本の状態と値段をつければ、良いだけであるし、買い手にとっても、サーチしやすいので、買いたいものを見つけやすい。

 

だから、私も、古本の処分をかねて、Amazonマーケットプレースで、古本を売りに出している。

このAmazonマーケットプレースだが、831日づけをもって、手数料が変更になった。

 

 

8/31まで

9/1以降

基本手数料

100

100

本の場合の手数料

80

60

本の手数料(価格比例)

15%

15%

規程国内配送料金

340

250

 

このうち、規程国内配送料金は、実際の配送コストの多少にかかわらず、Amazonが実際に払ってくれるお金である。手数料は、売り手が、Amazonに払わないといけない費用。

この変更は、日本中の古本屋さんに打撃を与えているんじゃないかと思う。

というのは、1円で、本を売ったとすると

 

変更前

1(価格) + 340(規程配送コスト) – 100(基本手数料) – 80(本の手数料) – 80(クロネコメール便)

= 81(もうけ)

 

変更後

1(価格) + 250(規程配送コスト) – 100(基本手数料) – 60(本の手数料) – 80(クロネコメール便)

= 11(もうけ)

 

と、70円も、儲けが減ってしまった。クロネコメール便の80円というのは、厚さ1センチ以下が条件なので、1センチ超の本だと、160円かかるので、1円で1センチ超の本を売ると、69円の赤字になる。というのも、Amazonの規程国内配送料金は、実際の配送にいくらかかろうが、250円なので。160円配送コストの1センチ超本の場合は、最低でも、83円の値付けでないと赤字になる。

クロネコメール便だと、厚さ2センチまでしか、受けてくれないので、それ以上だと、定形外郵便になるが、こちらは、重さで、値段が上がっていく。だいたい、2センチ以上の厚さの本は、重いので、重さ500g以下の390円とかになることが、多い。もちろん、1円で値付けすれば、大赤字だ。

 

1円本の謎

ところが、Amazonには、1円本は、溢れまくっている。1円本は、薄い本だけではなくて、厚い本でもいくらでもある。先にも述べたように、実際の配送コストがいくらかかろうと、Amazonが払ってくれるのは、250円なので、1cm超の本では、赤字必至なのだ。これに対しての、唯一可能な説明は、プロの出品アカウントにすると、固定の100円のコストが免除になるということだ。しかし、プロアカウントは、14900円かかる。だから、50冊以上、月販出来ないと割が合わない。

 

プロアカウントの人の1円販売の計算式

(基本手数料100円が免除になる)

1(販売価格) + 250(規程配送コスト) – 60 (本の手数料) – 80(クロネコメール便) = 111(もうけ)

 

ということで、プロの人は、49冊確実に売れるなら、1円でもやってけるわけであるが、それは、損が出ないというだけの話で、実際に食ってくには、大量に販売しないとまともな利益は出せない。
ところが、1円本というのは、値段がつかないから、そういう値段になっているのであって、需要と供給の関係から言って、1円本の大量販売は、至難の技だ。だって、需要が低いんだから。

私も、古本を売っているが、1円では、売っていない。1円の値付けに対抗するには1円にするしかないけど、1円でしか売れそうもない不要本は捨てている。実際に、販売出来ているのは、もっと、良い値段をつけれる本が売れている。いい値段がつく本とは、絶版で、Amazonマーケットプレースに少ししかならんでないような本。そういった本には、定価の数倍の値段がついていることがある。そういう類の本は、古い小説とかが多いように思う。


まとめ

置き場の問題とかで、本を処分したいときには、Amazonマーケットプレースは、良い場所である。しかし、1円でしか値段がつかない本も多数ある。新しい本は、値下がり率が激しいので、いらないと決まれば、さっさと売るのが上策。本を捨てる前に、Amazonで売るというのは、売り手になるということで、サイバートレーダーの第1歩としては、比較的少ない投資とリスクで始めれるので、いい経験になるのではないかと思う。
 

 

13人の刺客(日本/2010)

13人の刺客(日本/2010)

監督: 三池崇史

出演:役所広司、松方弘樹、平幹二郎、市村正親、伊原剛志、稲垣吾郎

評点(5点満点)

2star

公式サイト:http://13assassins.jp/index.html

 

 

ストーリー

江戸時代も後期の1840年ごろの話。時の将軍の異母弟、松平斉韶は、播州明石藩藩主であったが、無法の振舞い多く、明石藩江戸家老、間宮図書は、老中土井大炊頭屋敷前にて、諌書をのこし切腹した。この事は、幕府の知るところとなるが、時の将軍は、事をとりあげることを好まず、不問にすることにした。老中土井大炊頭(平幹二郎)は、将軍の意に逆らうことはできないが、さりとて、無法の斉韶を放置して、翌年、老中にするのは、さらなる厄災を招くとし、御目付の島田新左衛門(役所広司)を呼び、斉韶を参勤交代帰国途上で討つように命じるのだった。

島田新左衛門は、総計13人で、総勢300余名の斉韶一行を、中山道のある宿場で討つことにした。。。。。

 

コメント

この映画は、1963年の映画のリメークだそうであるが、私は、オリジナル版をみていない。脚本としては、前半の斉韶の暴君ぶりが、いまいち印象的ではない。次に、新左衛門が、13人をかき集めるところも、どーも、ものたりない。スペースコブラで、サラマンダーを倒す4人をかき集めるところなどと、くらべると、今3くらいだ。

殺陣の考証もおかしいと思う。まず、300人対13人なんだから、どう考えたって、爆弾、弓矢で相当数を減らしていないといけないわけだが、そのあたりは、最初の方で終わって、あとは、やけに長い斬り合いの連続となる。しかし、小学生でも分かるように、一人で、20人もは切れない。それに、襲撃者側の軽装は、いったいどういうことだろう。具足、鎖帷子などせずに、ほとんど、防具はつけていない。

最後の前の斉韶と新左衛門の対決のところも、新左衛門に長々と口上をのべさせすぎだと思う。

斉韶が討たれたあとも、無用に印象に残らない5分ほどのシーンが続くが、これは、どういう意味なんだろう。ということで、役者さんたちは、力演しているが、脚本がまずいと思う。また、斬り合いも長ければいいというもんではないと思う。

 

結論

たしかに、最近、こういう制作費のかかりそうな映画のリメークは少ないので、挑戦する 意気は買うが、脚本にさえがなく、カメラワークも凡庸で、殺陣の考証もよろしくなく、凡作ではないかと、思う。

 

 

 

 

Tomb Raider 2 - The Cradle of Life(USA/2003)

Tomb Raider 2: The Cradle of Life(USA/2003)

監督:ヤン・デ・ポン

出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジェラルド・バトラー、キアラン・ハインズ

評点(5点満点)

2half_star



公式サイト
: http://www.tombraidermovie.com/TRMainMenu.html

 

ストーリー

生命の起源の場所に、謎の力を秘めるパンドラの箱があるという。それを悪党のライス博士(キアラン・ハインズ)に獲られるのを防いでくれという女王陛下の要望で、ララ・クロフト(アンジェリーナ・ジョリー)は、その場所を示す秘石を探しに出るのであった。その要望を受けるために、UKの刑務所で服役中の傭兵テリー(ジェラルド・バトラー)をアシスタントにつけることを条件で。そして、二人は、まず、秘石を奪った中国の悪党シェン・リーのところへ向かう。シェン・リーは、ライス博士と取引をしようとしていた。。。。。

 

コメント

2001年のヒット作Tomb Raiderの続編。アンジェリーナ・ジョリーは、自分でできる部分は、極力スタントを使わずにやったそうであるが。私は前作もそれほどいいとは思わなかったが、この作品は、同等レベルくらいか。話の作りがひねりがないし、アクションも、凄さにかける。前作共に、商業的には、成功だったので、第3作の話もあるようだが、はたしてギャラが高くなりすぎた、35歳のアンジェリーナ・ジョリーが出るのだろうか?また、今のアンジーで、歳をとらないララ・クロフトのイメージをキープできるのだろうか?

 

結論

アンジェリーナ・ジョリーのファンでアクション映画がお好きな方は、見て損した気分にはならないと思う。

 

 

Mr.&Mrs. Smith(USA/2005)

Mr.&Mrs. Smith(USA/2005)

監督:ダグ・リーマン

主演:アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピット、ビンス・ボーン、ケリー・ワシントン、ミシェル・モナハン、ウィリアム・フィクナー

評点(5点満点)

5star

IMDBhttp://www.imdb.com/title/tt0356910/ (公式サイトはなくなっている)

 

ストーリー

ジョンとジェーンは、コロンビアのボゴタで出会って、一目で恋におちて、6週間で結婚したのだった。しかし二人は、お互いに自分の人に言えない素性を偽って結婚したのだった。ジョンは、建築設計技術者。ジェーンは、サーバー・ネットワーク管理者として。だが、実際は、二人共、独立して活動しているプロの暗殺者だった。ニューヨーク郊外の高級住宅地で、5年か6年の夫婦生活を続けて、いささか倦怠期になった、スミス夫婦だが、それぞれの依頼主から、時を同じくして、暗殺の依頼を別々にうける。夫婦は、お互いに、所用が出来たと取り繕って、暗殺行の為に、メキシコ国境へ、別々に出かけるのだった。ところが、二人の暗殺のターゲットは、なんと同一人物だった。二人は、互いに誰に妨害されたのかわからずに、ターゲットを逃してしまう。そして、それぞれの依頼主から、”邪魔した相手を、48時間以内に探し出して、消してしまえ”、と要求されたのだった。

 

コメント

トゥーム・レイダーの2作で、スターダムにのしあがってきたアンジェリーナ・ジョリーを今日の不動のトップ・スターに押し上げた傑作。この映画のおかげで、実生活上でも、ジェニファー・アニストンは、ブラッド・ピットと離婚し、ブラッド・ピットは、アンジェリーナ・ジョリーと、今でも結婚してないけど、事実婚状態を続けている。

プロット、会話、アクション、カメラワーク、シーンの選択など、2時間の中に収めて、非常に良質な娯楽映画になっている。唯一あげれる欠点は、あれだけの大騒ぎがあったあとで、NY市内の結婚生活カウンセラーの事務所へ、出向ける筈もないので、それが超現実離れしている点か。(その為に、南米かどこかに逃走して、夫婦と娘一人で過している、という別のエンドシーンもあるのだが、これは、採用にならなかった。)

商業的にも、大ヒット作だったので、続編を模索する動きもあるようだが、本作が素敵なだけに、同レベルのものを作るのは、至難だろう。

 

劇中会話

Jane, 'So, what did you decide, John?'

John, 'I want a divorce.'

Jane, 'I like it. You proposed to me here. So it has agreeable symmetry.'


(ふたりは、互いに、テーブルの下でピストルをひきだしトリガーに指をかけて、別の手でナプキンでおおってかくす。)


Jane, 'What do you want, John?'

John, 'Jane. We have an unusual problem. You obviously want me dead. And I am less and less concerning of your well being.'

(....)

John, 'Shooting each other here. Hoping for the best?'

Jane, 'That would be shame! Because probably they would ask me to leave,  once you are dead.'

 

結論

アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットのファンでなくても楽しめる娯楽作品。是非、吹き替えではない英語の会話を味わって。

 

 

関連サイト

http://www.youtube.com/watch?v=_EFo0JDDjuc (Alternate Ending @ Youtube)

 

 

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