heridesbeemerのblog

映画、プログラミング、モーターサイクル、猫、SW20

Salt(US/2010)

 Saltとは、主人公の名前イブリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)の名前から来ている。
表向きは、リンク石油というCIAのフロント会社の社員だが(だから、CIA職員)実は、旧ソ連時代に、KGBに仕込まれたスパイだった。だが、これも、スパイ向けの表の看板であったのだが。

話の筋は、全部は、書ききれないが、ロシア人の情報提供者(オルロフ)が、”イブリン・ソルトというロシアのスパイが、NYに葬式に参列する為に来ているロシア大統領を暗殺しようとしている。”と、CIAの尋問で告げる。尋問官は、ソルト。
それで、ソルトは、追われるハメになるのだが。実は、この暗殺計画の黒幕は、親米路線をとる現行のロシア政府の転覆と、US主動の世界秩序の破壊を企むオルロフだった。
  ところが、ソルトは、葬儀会場で、ロシア大統領を襲撃して、一見、ロシア大統領は死亡したかにみえたのだが。。。。。

実は、ソルトは、両親、夫をころしたオルロフ一味を非常に恨んでおり、オルロフの指令を実行するふりをしながら、彼らと彼らの企みの両方を潰そうとしているのだった。

あいかわらず、アンジェリーナ・ジョリーは、美人じゃないけど、セクシー。とくに、黒髪のときなんか、セクシー。で、結局、US政府機関も助けてくれない、誰にも頼らない正義の味方と、見ている方も、感情移入しやすい。

最後の終わり方を見ると、なんだか、続編がありそうな。。。
 
この映画は、もともと、主人公は、男を予定していたのだけれど、台本を書き換えて、アンジェリーナ・ジョリーで正解だった。

5点満点で、 3.5くらい。
 

iPad が来て

うちにも、iPadが来た。WiFiオンリー版の16GBという一番安い物。 

そこかしこに、コンピュータ臭さはあるし、英語のメッセージ表示が出ることが多いが、それでも、PCを使いこなせなかった、あるいは、なじめなかった層にも、受け入れられるかな、という期待は持たせてくれる。
動作も、ARM 1GHzにしては、けっこういけるので、悪くない。電池の持ちも、結構いい。
電子書籍端末としては、まだ、スタートポイントで、どうということはない。USA Todayがフリーで、相当の内容が入っている。これは、CMだけで回収できるのだろうか。iBookは、やはり、コンテンツが、大幅に少ないので物足らない。もちろん、日本語コンテンツはない。そうえいば、ただの青空文庫を収納しているソフトは、有料である。

そもそもiPadは、大きくて、けっこうずんぐりしているので、これまで、この手の機械の買いの主動だった、geekではなくて、より、一般的なユーザーを狙ったもののようにみえる。


  買ったときに入っていたiOS3.2は、WiFi接続が切れやすいという問題があったが、iOS3.2.1では、その点は、大幅に改良された。

もう、Appleも、こんな事はわかっていると思うが、要改良なのは、

1. もっと、薄型化して、Coolなボディを。カバーなどにも、工夫がいるかも。

2. 802.11n対応しても、悪くないと思うが。。

3. 限定的でもいいから、マルチタスク。

4. ローテーション(画面の向きの回転)固定の設定を簡単にできるようにしてもらいたい。寝転がって、よみたいこともあるんだから。

5. そして、次の機械がでても、ソフトウェアはコンパチに。

6. PCか、MacのiTuneを使って、アクティベーション、アップグレードといいうのは、やめたい。もう、そういう時代じゃないと思う。

もちろん、Steve Jobsに、抜かりはないと思うが。。。。






Inception

Inception (2010/US)

 Insomniaのクリストファー・ノランの新作。コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、見知らぬ男サイトー(渡辺謙)に、ライバル企業をぶっつぶす為に、その企業の後継者の脳にある考えを植え付ける(Inception)事を頼まれる。コブは、人の頭の中身を盗み取ることが専門だが、サイトーの提示する断りがたい条件によって、他に4人の仲間とサイトー自身をつれて、後継者の夢の中へ出かけるのだったが。。。。

と、話は、結構、荒唐無稽だ。夢の中で目論見が失敗すると、夢の中の夢へ、と、どんどん深いレベルでの夢へ入っていく。

  
Ellen Pageが、アーキテクト役で。Tom Berengerが、ライバル企業の番頭役。Drag Me to the HellのDellep Raoが、調合屋で。

Rotten Tomatoesでは、高評価であったようだが、個人的には、5点満点で、2.5くらいか。やっぱり、話のつながりがね。ま、夢のレベルが変われば、舞台もまるきり変わるというのはわかるけれど。

渡辺謙は、このところ、あちらの映画では、押しの強い日本人(東洋人)といった役が多い。(国際的に、押しの効く、日本人は、少ないけど)

新幹線と東京上空のシーンもある。 USには、なんでもあるが、ないものの代表格が新幹線ですね。

 

総務省、SIMロック解除についてのガイドラインを発表する


6月30日に、総務省は、文書を発表した。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban02_02000046.html

ようするに、2011年度より、新規発売になる端末について、通信事業者の自主的とりくみによって、SIMロックなしの端末の導入を進める。 ということである。

実質的なスタートは、1年後となったあげく、通信事業者の自主的取り組み、ということになり、あまり大きなインパクトは、なさそうな話である。

そもそも、総務省は、SIMロックについて、何をすることによって、何をめざしているのであろうか?

もちろん、ユーザーの利便性ということであれば、海外SIMを海外で使用できるようになる。でも、それは、小さな話だ。

ユーザーを端末ごと、一つのオペレータに縛り付けておく、そういう商習慣に是正を迫る意味はある。しかし、今回のような事業者の自主的な取り組みでは、あまり期待出来ないだろう。

どうも、総務省は、展望を持ってないように思える。



 

ウォーカー (The Book of Eli)

日本語タイトルは、”ザ・ウォーカー”
オリジナルタイトルは、'The Book of Eli'

  舞台設定は、戦争で、文明が崩壊してから30年後の無法世界。その荒涼たるUSを、一人の男(イーライ=デンゼル・ワシントン)が、西へ向かって、旅をしている。
ある街で、トラブルにまきこまれ、街の支配者カーネギー(ゲーリー・オールドマン)に、手下にならないかと、目をつけられるが。。。
カーネギーは、自分の勢力拡大の為に、ある本をさがしていた。

だが、イーライは、そんな事には興味はないので、旅を続けるという。
そこで、カーネギーは、ソラーラ(ミラ・クーニス)に、イーライを誘惑させようとするが。。。。

と、なんだか、聞いたことのあるようなシナリオだ。そう、木枯らし紋次郎、じゃない。やたら無口で、滅法強い。オンナにも色目はつかわず、ただ、ひたすら徒歩の旅を続ける、という。 

ちょっと、話の作りがちいさいような。中盤までは結構いいんだが、後の方は、物足らない。まだ、木枯らし紋次郎の方が、できたシナリオは、あったと思う。

ゲーリー・オールドマンは、いつもの如く悪人役。フラッシュダンスのジェニファー・ビールズが、カーネギーの囲い者で出ているが歳月を感じさせる。

★★★★★: must watch
★★★★:  佳作
★★★: 時間があれば、どうぞ
★★: よくない
★: 金と時間を返せ!

とすると、★3.5くらいか。
 

日本携帯電話メーカーの海外挑戦への壁

新聞報道によると、富士通と東芝が、携帯電話端末の事業統合を交渉中だそうである。

これは、今月正式発足となったNEC+日立カシオの統合につづく流れである。その背景事情は、国内市場が冷え込んでいるのに、国内市場だけしか商売出来ないメーカーばかりなので、やってけないからだ。

さて、そうやって、煙でいぶし出されるように、内弁慶なメーカーが海外挑戦を表明しているわけだが。

  • シャープ:国内トップのシャープは、USでもVodafoneでも失敗して、中国ででなおしで、シェア1%(!)を目指して、苦闘中。
  • パナソニック:本年あたり、中国で再参入を噂されるが。。。
  • NECカシオ:USで、Verizon Wirelessに2モデルだけ。まぁ、Verizon Wirelessと取引つづいてるだけましか。
  • 京セラ:京セラブランドは、北米で携帯ブランドとしては無価値なので、いまでも、Sanyoブランドで、Sprintやってるけど。
  • 東芝:かつては、もうすこしビジネスできたてのに、ここまで落ちるのは、相当、経営に問題が。
  • 富士通:台湾で、始める予定だったが、たいしたことない? 

と、SonyEricsson以外は、そろいもそろって、低迷の一言に尽きる。

多くの記事が、LTEの時代が来て、勝負できる舞台が。。。。。 という激しく既視感あふれる記事を書いているんだが、こういうことを書いている人たちは、この10年のことを、記憶喪失してるんだろうか?

10年前には、3G(W-CDMA)の時代が来て、世界で勝負できる舞台がそろった、と同じように書かれていたものだった。

この10年、日本の携帯電話メーカーは、こと海外携帯に関しては、SonyEricssonを除けば、無能としかいいようのない経営の連続だったのだ。
自らの過去の過ちの分析をせずには、正しい将来への処方は書けようはずもない。いま、問われているのは、1にも2にも、経営の問題、経営者の問題である。

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