heridesbeemerのblog

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Inception

Inception (2010/US)

 Insomniaのクリストファー・ノランの新作。コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、見知らぬ男サイトー(渡辺謙)に、ライバル企業をぶっつぶす為に、その企業の後継者の脳にある考えを植え付ける(Inception)事を頼まれる。コブは、人の頭の中身を盗み取ることが専門だが、サイトーの提示する断りがたい条件によって、他に4人の仲間とサイトー自身をつれて、後継者の夢の中へ出かけるのだったが。。。。

と、話は、結構、荒唐無稽だ。夢の中で目論見が失敗すると、夢の中の夢へ、と、どんどん深いレベルでの夢へ入っていく。

  
Ellen Pageが、アーキテクト役で。Tom Berengerが、ライバル企業の番頭役。Drag Me to the HellのDellep Raoが、調合屋で。

Rotten Tomatoesでは、高評価であったようだが、個人的には、5点満点で、2.5くらいか。やっぱり、話のつながりがね。ま、夢のレベルが変われば、舞台もまるきり変わるというのはわかるけれど。

渡辺謙は、このところ、あちらの映画では、押しの強い日本人(東洋人)といった役が多い。(国際的に、押しの効く、日本人は、少ないけど)

新幹線と東京上空のシーンもある。 USには、なんでもあるが、ないものの代表格が新幹線ですね。

 

総務省、SIMロック解除についてのガイドラインを発表する


6月30日に、総務省は、文書を発表した。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban02_02000046.html

ようするに、2011年度より、新規発売になる端末について、通信事業者の自主的とりくみによって、SIMロックなしの端末の導入を進める。 ということである。

実質的なスタートは、1年後となったあげく、通信事業者の自主的取り組み、ということになり、あまり大きなインパクトは、なさそうな話である。

そもそも、総務省は、SIMロックについて、何をすることによって、何をめざしているのであろうか?

もちろん、ユーザーの利便性ということであれば、海外SIMを海外で使用できるようになる。でも、それは、小さな話だ。

ユーザーを端末ごと、一つのオペレータに縛り付けておく、そういう商習慣に是正を迫る意味はある。しかし、今回のような事業者の自主的な取り組みでは、あまり期待出来ないだろう。

どうも、総務省は、展望を持ってないように思える。



 

ウォーカー (The Book of Eli)

日本語タイトルは、”ザ・ウォーカー”
オリジナルタイトルは、'The Book of Eli'

  舞台設定は、戦争で、文明が崩壊してから30年後の無法世界。その荒涼たるUSを、一人の男(イーライ=デンゼル・ワシントン)が、西へ向かって、旅をしている。
ある街で、トラブルにまきこまれ、街の支配者カーネギー(ゲーリー・オールドマン)に、手下にならないかと、目をつけられるが。。。
カーネギーは、自分の勢力拡大の為に、ある本をさがしていた。

だが、イーライは、そんな事には興味はないので、旅を続けるという。
そこで、カーネギーは、ソラーラ(ミラ・クーニス)に、イーライを誘惑させようとするが。。。。

と、なんだか、聞いたことのあるようなシナリオだ。そう、木枯らし紋次郎、じゃない。やたら無口で、滅法強い。オンナにも色目はつかわず、ただ、ひたすら徒歩の旅を続ける、という。 

ちょっと、話の作りがちいさいような。中盤までは結構いいんだが、後の方は、物足らない。まだ、木枯らし紋次郎の方が、できたシナリオは、あったと思う。

ゲーリー・オールドマンは、いつもの如く悪人役。フラッシュダンスのジェニファー・ビールズが、カーネギーの囲い者で出ているが歳月を感じさせる。

★★★★★: must watch
★★★★:  佳作
★★★: 時間があれば、どうぞ
★★: よくない
★: 金と時間を返せ!

とすると、★3.5くらいか。
 

日本携帯電話メーカーの海外挑戦への壁

新聞報道によると、富士通と東芝が、携帯電話端末の事業統合を交渉中だそうである。

これは、今月正式発足となったNEC+日立カシオの統合につづく流れである。その背景事情は、国内市場が冷え込んでいるのに、国内市場だけしか商売出来ないメーカーばかりなので、やってけないからだ。

さて、そうやって、煙でいぶし出されるように、内弁慶なメーカーが海外挑戦を表明しているわけだが。

  • シャープ:国内トップのシャープは、USでもVodafoneでも失敗して、中国ででなおしで、シェア1%(!)を目指して、苦闘中。
  • パナソニック:本年あたり、中国で再参入を噂されるが。。。
  • NECカシオ:USで、Verizon Wirelessに2モデルだけ。まぁ、Verizon Wirelessと取引つづいてるだけましか。
  • 京セラ:京セラブランドは、北米で携帯ブランドとしては無価値なので、いまでも、Sanyoブランドで、Sprintやってるけど。
  • 東芝:かつては、もうすこしビジネスできたてのに、ここまで落ちるのは、相当、経営に問題が。
  • 富士通:台湾で、始める予定だったが、たいしたことない? 

と、SonyEricsson以外は、そろいもそろって、低迷の一言に尽きる。

多くの記事が、LTEの時代が来て、勝負できる舞台が。。。。。 という激しく既視感あふれる記事を書いているんだが、こういうことを書いている人たちは、この10年のことを、記憶喪失してるんだろうか?

10年前には、3G(W-CDMA)の時代が来て、世界で勝負できる舞台がそろった、と同じように書かれていたものだった。

この10年、日本の携帯電話メーカーは、こと海外携帯に関しては、SonyEricssonを除けば、無能としかいいようのない経営の連続だったのだ。
自らの過去の過ちの分析をせずには、正しい将来への処方は書けようはずもない。いま、問われているのは、1にも2にも、経営の問題、経営者の問題である。

SIMロック解除のガイドライン案発表される

5月26日に、総務省は、SIMロック解除に関するガイドライン(案)発表した。
それで、これに対してのパブリック・コメントの受付を6月23日まで行っている。


 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02kiban02_02000042.html
 
要約すると

  1. SIMロック解除は、平成23年度から
  2. 事業者による自主的取り組み
  3. 役務の提供のぎむづけ 

などが書かれている。
前の記事にも書いたように、日本の中の携帯電話事業者では、なんとか互換性のあるレベルは、docomoとSBMだけで、KDDI端末は方式が違うし、イー・モバイル端末は、周波数が違うので、ほとんど、SIMロックがなくても意味がない。

よって、平成23年度からは、SIMロックなし端末とSIMロックはないけど、実際には、他オペレータで使いようがない端末、従来どおりのSIMロック付きの端末が出回ることになる。

docomo/SBMは、SIMロックなしの端末を絞るとみられるが、役務の提供をしっかりやらせることになれば、これまで、長らく、日本の端末市場を牛耳ってきたオペレータ支配の構造も、穴があいてくるだろう。

すでに、Android端末などでは、HTCの旧モデルに、最新版Android2.2(Froyo)がオープンソース版からリリースされるなど、ここでも、ハードとソフトウェアの水平統合は進みつつある。

docomoは、土管屋としては、SBMより遥に優位なんだから、積極的に、非docomoブランドをサポートしては、どうだろうか。

ユーザーが求めているのは、ガラパゴス携帯のような畸形のものではなく、もっと広いデベロッパー・ユーザーに支えられた製品である。

いみじくも、DoCoMoが、docomoに変わるとき、当時のドコモ社長は、これからは、サービスは、ユーザー主導で。と述べていたのだが。


SIMロック論議の見落としている点

すぐる4月2日に、総務省は、4オペレータ、MVNO代表、メーカー代表、消費者代表を呼んで、2007年のモバイルビジネス研究会以来の懸案であったSIMロックについてのヒアリングを行った。

その時の会議資料は、以下のURLから、ダウンロード可能である。

 http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/simlock/27604.html


総務省によばれた者のなかでは、日本通信、イー・モバイル、東京都地域婦人団体連盟(消費者代表)は、SIMロック解除に賛成。KDDI,SBM,情報通信ネットワーク産業協会(メーカーの団体)は、反対。docomoは、条件つき容認の姿勢であったようだ。

SIMロックを解除しても、実際には、通信方式、周波数の違いで、ユーザーが行き来できるのは、docomoとSBMの間で、音声通信とSMSが使えるだけである。ウェブ、携帯メールなどは、そのままでは、問題が多い。(従来型国内携帯電話の場合)
あとは、頻繁に海外へ行く人の場合は、SIMロックなしだと、現地のオペレータのSIMが使えるメリットがある。

iPad/iPhoneの場合は、基本的にインターネットの標準テクノロジーをベースとしているので、こういうキャリアを変えることによっての不都合はない。ただ、こういった機械のSIMロックの有無は、従来型国内携帯電話の場合と大幅に状況が異なるので、ここでは、置いておく。

そもそも、モバイルビジネス研究会以来の議論の根底には、

  1. 国内携帯電話メーカーの海外市場における惨敗
  2. 携帯電話事業者が空前の利益をあげる一方でのメーカーの疲弊
  3. 業界の寡占構造の強化

などの認識があったと思う。
それで、分離プランの導入、MVNOの回線使用料の決め方、などが、決められた。 そして、積み残しとなったSIMロックの件である。

そもそも、国内メーカー(シャープ、NEC,Panasonic,東芝、キョーセラ、三菱電機、Denso)などが、海外で惨敗したのは、国内で、SIMロックがあるか、ないかとは、ほとんど関係ない。

SIMロックは、海外でもよくおこなわれているビジネス慣行で、それ自体は、日本だけの話ではない。(日本は、拘束期間すぎても、SIMロックを解除しないのは、ひどいですけどね。)

  日本のメーカーが、海外進出失敗したのは、

  1. 国内のケータイと海外のセルフォンが、同じであるというあやまった認識を持っていた。だから、国内でXXなので、海外でも、XXのはず、という伝で失敗を重ねる。
  2. 第3世代方式への移行時期を見誤った。ほとんどの国内メーカーは、第3世代の時代が来て、GSMはフェーズアウトするとして、過早にGSMを打ちきったが、これは、取り返しのつかない間違いだった。
  3. オペレータとの関係を構築することが下手だった。日本のオペレータは箸のあげさげまで、指示するが、海外オペレータはそうではない。
  4. ソフトウェアが下手で、ほとんどのところが、特定オペレータ依存だった。だから、ハードコーディングが多すぎて、どうしようもないし、数が出せないから、ますますジリ貧になる。

 


など。だから、こんなのは、国内携帯電話のSIMロックを、つけようがつけてまいが、全然、関係ない。ひとえに、メーカーの経営の問題。

そろいもそろって、韓国メーカーに対して、大差をつけられて負けているのだから、もちろん、私も日本人の一人として、愉快な話ではない。だが、SIMロック論議をいくらやっても、国内メーカーの海外進出ということに関していえば、的を外しているので、なにもうるところはないだろう。


 
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